真夏の夜のあれこれ1

 これも有料版を書いているとき起きたことです。
今年の夏なので……


 ――暑いですね。
 ちょうど暑い時期には怪談ものがいいかと、霊界ニュースをお届けします。「霊界特番」ですね。
 
 さて偶然というかなんと言うか、昨日の続きをお話します。疲れてきてすぐさま眠ってしまいました。
 幽霊さんにあえるかなと思って楽しみにして寝たのですが、会えませんでした。だいぶ時間が空いてしまったので、
幽霊さんも疲れて寝てしまったのでしょう。
 
 普通の会話ではありませんね。霊界に行けるとか……そんな人間、ふつうのわけがありません。

 さて、すぐ脱線してしまう私なのですが、元に戻りましょう。
 霊の球体は五十センチ以上ありました。直接見えるときと見えないときがあります。
 しかし本当は必死でしたよ。
 いきなり楽しい夢が恐怖に替わって、かなりやばそうな霊でした。
 とにかく念によって攻撃しました。
 ていうか、攻撃になっていたかどうか……。
 ただ逃げ回っていただけかもしれません。身体は動かないのですが。
 本当は下腹部から力を発すれば良いのですが、このときは無我夢中、そんなことも忘れていました。
 眉間に念を集中し、ひたすらレーザー光線の焦点をあわせるように。レンズで光を紙に当て焦点をあわせるような感じですね。
 ぼやけていたらいつまでたっても紙が燃えません。そんな感じで少ない力を一点に集中させようとしました。
 案外効果があるみたいですね。
 なんとか逃げおおせることが出来ました。

 現実にもどってから冷静さを取り戻したのですが、まだしばらく霊はいたようです。
 思い出してあれこれ考えていたら、ぞくぞくっという冷気が身体を包み込み、どどおーっと押し寄せてきました。
 慣れっこですのでちょうど暑かったので、「幽霊さん、気持ちいいよ、そこそこ……」と、冷気に涼んでいました。

 いや、その涼しいのなんの、冬みたいでした。

 しかし、よくよく考えてみると、姫なのかなと思いました。しかし確証はありません。幽霊なのか姫なのか……。

 姫もたまにやきもちを焼いて出てきますからね。 



 実際は私も怖いんです。
 金縛りのときは不思議と怖くありません。立場が同じなのですから。
 しかしユーチューブの動画は怖いですね。
 自分で作った怖いブログを自分で怖がって、更新できないでいます。……馬鹿みたいっす。
 
  
       〈気の小さい方は夜は読まないほうがいいかもしれません〉

           それでは。





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