私は開戦を前に特攻隊の動画を見た。
神の世界に刃向かうことは決して許されることではない。
しかし私は決して神に刃向かったわけではない。
いまさらなにを弁解しても仕方が無い。
特攻隊は何のために死んでいくのかはっきり理解して死んでいった。
私は何のために死んでいくのかわからない。
今死ぬのではない。
しかし、確実に滅亡へと向かっていく。
なぜ滅亡するかさえわからない。
そして、もう愛する女神にも会えないかもしれない。
すでに戦端が開かれ、日々、緊張が増していく。
明日死ぬか、生きているかわからない。
私は暗闇に落ちていく。
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